スポーツと英語の共通点【イングリッシュビレッジ】

2025.01.12

１．センスがないとダメか

「私には英語のセンスがないのかも」と自信を落としてしまう方がいます。確かに生まれ持った抜群の言語センスを持っている人が存在するのも事実です。しかし、自分にそれがないからと言って絶望する必要はありません。
スポーツに例えると英語学習の道筋は立てやすいです。学生時代の私は絶望的に運動神経が悪く、特に水泳に苦労しました。難なくこなしている友人がうらやましく、「どうして自分にはこんな簡単なことができないのだろう」と常に思っていました。クロールの息継ぎがどうしてもできず、水中ではおぼれた芋虫のような状態だったので、見かねた両親が水泳教室に通わせてくれました。そこで初めてマンツーマンでクロールのフォームの練習を時間をかけてしっかり行ったことで、数カ月で25mを無事に泳ぐことができるようになりました。英語学習でもこの水泳でいう「フォームの練習」のようなことは極めて大切です。英語学習でのフォーム練習は、単語を覚える・文法を学ぶ・発音を学ぶ・口に出して繰り返すなどの単純でつまらなく感じることかもしれません。毎日の上達を実感することも難しいでしょう。しかし、それらのことせずにいきなり会話をしようと思うと、私が芋虫なのに25mを泳ごうとしていたように大変なことになってしまうのです。今英語で会話をしていて辛いと感じる方は、上記の基礎的なことが学べているかを見極め、できればプロの方に相談しながら軌道修正していくことをお勧めします。センスは努力でカバーできます！

２．毎日10分と日曜に５時間どちらが効果的か

この問いの答えに関しては日々のエクササイズとダイエットに例えるとわかりやすいです。毎日必ず少しでも運動を心がけている人と、週６日は好きなものたくさん食べて、お休みの日曜日だけ野菜の摂取と運動を心がける人ではどちらが体づくりに成功しそうでしょうか？もちろん毎日気を付けている人ですよね。
英語も実は体づくりと言っても過言ではありません。せっかく覚えた単語や文法も、使わない時間が長いとあっという間に衰えていきます。
受験勉強やテスト勉強であれば一夜漬けでも何とかなったかもしれません。しかし話すという行為は勉強ではなくスポーツに限りなく近いです。例えば野球の選手が、バットを振る時に「ここの角度はこうして…」などといちいち考えないのと同じで、英会話においてもいちいち文法パズルをしていては会話についていくことができません。そこでバッターの素振り練習と同じように、日々の反復練習によって自然と力が発揮されるようになるのです。
英語が日本語を介さなくても自然に出ることを目標とし、まずは毎日の学習の習慣をつけていきましょう。難しい方は最適な方法でトライするよりも、５分でも何かを続けるモチベーションの維持を最優先にしてみてください。

３．未経験のスポーツを学ぶように学ぼう

私たち日本人は英語を最低６年間は勉強するため、英語はある程度できて当然という思い込みがあります。しかし、私たちが学校で行った英語はほとんどの場合はスポーツで言う「ルール」を学ぶ作業。学生時代に実際にプレイしてみたり、試合に出るということしたことがある人はほとんどいません。ですので、これから英会話を始める方や日が浅い方は「英会話」というスポーツにおいては初心者であるということを常に覚えておいてください。
スポーツであれば初心者が試合で大活躍できないのは当たり前ですよね。日々の体づくりや練習が実って初めて優秀なプレーヤーになれるはずです。もし英語で会話をする機会があって、あまり上手くいかなかったとしても落ち込まないでください。できるようになったことに目を向けて、初心者でいることを楽しみながらポジティブに学習を継続していきましょう。まさに筋トレと同じで、続けていれば毎日の違いは分からなくても数カ月、数年での違いは目に見えてわかるようになります。

４．終わりに

今回は英語学習とスポーツを比較しながら英語学習の心構えをお伝えいたしました。英語学習においては、コツコツ毎日できる人が断然力をつけることができます。もし現時点で毎日の学習の習慣がない方は、ぜひ英語学習をどのように日々の生活に少しでも取り入れることができるか、今一度１日のスケジュールを見直してみることをお勧めいたします。

Shohei

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