What’s Up LA vol.14 Nickname
2020.02.23
Happy New Year 2020!!! 皆様、明けましておめでとうございます。
2020年が始まり、新たな気持ちでレッスンに臨んでおられると思いますが、皆様お元気でしょうか。今年は何と言っても東京オリンピックが開催されるという事で、とてもExcitingな年になる事かと思います。外国人観光客も増え、日本もかなり英会話を使う機会が増えてきているのではないでしょうか。
何か目的があり英会話学習を行っている方、趣味として英会話を楽しんでいる方、仕事上で英語が必要な方、留学や海外赴任を控えている方などEnglish Villageには様々な生徒様がいらっしゃって、それぞれの目的や希望に沿ったオリジナルなレッスンが受けられます。講師も色々なバックグラウンドをお持ちの素晴らしい方々です。皆様、是非今年もEnglish Villageのレッスンを楽しんで頂ければと思います。
さて、今回のWhat’s Up LAでは、アメリカで生活をしているとなんとなく気になってくる「Nickname」に関してお送りしたいと思います。
Nickname―日本語で言う所の「愛称」「あだ名」ですが、アメリカ等の英語圏ではこのNickname文化が広く浸透しています。友達同士のみならず、会社の同僚の間でもNicknameが使われています。親しみを込めて、且つ簡単に呼びやすいように、英語圏のFirst nameには決まった形のNicknameが存在します。また、このNicknameが本名と同様に扱われる事があります。(但し、この場合は、通常Nicknameや愛称と呼ばれるものとは、性質が異なる事を注意しなければなりません。)
例えば、第39代アメリカ大統領のJimmy Carterの本名は、James Earl Carter, Jrですし、第42代アメリカ大統領のBill Clintonの本名はWilliam Jefferson Clintonとなります。二人共幼少の頃よりJimmy、Billと呼ばれ、成人してからも全ての公式文書に関しても、Jimmy Carter、Bill Clintonと署名しています。
また、MicrosoftのBill Gatesも本名はWilliam Henry Gates lll、AppleのSteve JobsはSteven Paul Jobs、リアリティスターのKim KardashianはKimberly Noel Kardashian Westとなります。
英語圏では、実に多くの人々がFirst nameの短縮形を公式の場で使用している事が分かります。尚、短縮形の名前を公式に利用している人の正式名を紹介する際は、Middle nameとLast nameの間に短縮形の名前を“”に入れて表すのが正式な書き方となります。
ですので、今まで紹介した方々を表す場合は、
James Earl “Jimmy” Carter Jr
William Jefferson “Bill” Clinton
William Henry “Bill” Gates lll
Steven Paul “Steve” Jobs
Kimberly Noel “Kim” Kardashian West
となります。
ちなみに、旦那のJimmyの本名は“James”であり、JimmyはNicknameになるのですが、私を含め多くの人が彼の事を“Jimmy”と呼び、たまに“James”“Jim”と呼ばれる感じです。本人曰く、あまり気にならないようですが、公式文書や郵便物は本名のJamesで通し、ミュージシャンのステージネームとしてはJimmyを使用しているようです。
ここでいくつか英語圏の名前の短縮形(Nick name)を紹介します。
Alexander、Alexandra→ Alex
Albert、Alfred→ Al
Andrew→ Andy
Anthony→ Tony
Benjamin→ Ben、Benji
Catherine→ Cate、Cathy、Cassie、Cath
Charles→ Charlie
Christopher、Christine→ Chris
David→ Dave
Donald→ Don、Donny
Edward→ Ed、Eddy、Eddie、Ted
Elizabeth→ Beth、Betty、Liz、Lisa
Francis→ Frank、Franky、Frankie
Gabriel→ Gabe、Gabby
Gregory→ Greg、Gregg
James→ Jimmy、Jim
Jennifer→ Jen、Jenn
Katherine→ Kate、Katie、Kathy
Kenneth→ Ken、Kenny
Kimberly→ Kim
Matthew→ Matt、Matty
Michael→ Mike、Mick、Micky、Mickey
Nathan→ Nate、Nat
Nicholas→ Nick、Nicky
Rebecca→ Becky
Richard→ Dick、Rick、Ricky、Richey
Robert→ Rob、Robby、Bob、Bobby
Ronald→ Ron、Ronny、Ronnie
Stephen、Steven→ Steve
Susanna→ Susan、Suzy、Susie、Sue
Thomas→ Tom、Tommy
Victoria→ Vickie、Vicky
William→ Will、Bill、Billy
Zachary→ Zac、Zach、Zack
実に多くのNicknameが存在する事が分かると思います。
芸術家のAndy Warholや野球選手のAlex Rodriguez、ハリウッドスターのJim Carrey、Matt Damon、Tom Hanks等は短縮形を公に使用しています。一方、アメリカのDonald Trump大統領やサッカー選手のDavid Beckham、ハリウッドスターのJennifer Aniston、Michael Jackson、Richard Gere等は、本名を公に使用しています。
他には、Middle name + Last nameを主に使用しているPaul McCartney(本名はJames Paul McCartney)、Brad Pitt(本名はWilliam Bradley Pittになり、Bradleyをさらに短縮して使用)がいたり、AJ McLean(Backstreet Boysのメンバーで、本名はAlexander James McLean)等、名前の頭文字を繋げたものを使用するような変化球もあります。Nicknameを公で使用するか、本名を公で使用するかを本人の希望で決められる所も、個人の意思が強く反映される欧米ならではかもしれません。
ちなみにアメリカでは、普段と違うNicknameや名前を使用する、という「STARBUCKS Name」というものが存在します。STARBUCKSでは、ドリンクを注文後、取違いを防ぐために名前を聞かれるのですが、特にスペルの長い名前や特徴的な名前だと、聞き返される事が多々あるので、アメリカ人は誰でも分かりやすい短い名前やNicknameを使用している事が少なくありません。私の日本人の友人の「Hiroko」さんは、「Coco」を使用していますし、旦那のJimmyは、いつも「Jim」を使用しています。私はというと、頑張って自分の名前「Satomi」を毎回伝えていますが、アメリカ的な名前ではないので、聞き返される事が多いです(苦)。ほぼ毎回「S-A-T-O-M-I」とスペルを伝えている自分がいます(笑)。
こうしてみると、欧米ではNicknameが生活に深く浸透していますし、またNicknameを使用する事により、フレンドリーになったりコミュニケーションが円滑に進む事もあります。これから、留学や海外赴任で欧米で生活される方、また旅行で欧米に行く方は、自分のNicknameを考えてみても良いかもしれません。
それでは、今回のWhat’s Up LAはこの辺で。今年もEnglish Villageで楽しいレッスンの時間を過ごして下さいませ。
See you next time!
Satomi Yoshida Caprio